2012年07月17日

いじめられている君へ


九州北部豪雨で

被害に遭われたみなさまに

心よりお見舞い申し上げます


災害やいじめ。。

またも 胸が痛くなりますね。。

先日 FBでシェアされた 記事です

一人でも 多くの方に 読んでいただきたく 掲載しました


***


広い海へ出てみよう東京海洋大客員助教授・さかなクン


 中1のとき、吹奏楽部で一緒だった友人に、だれも口をきかなくなったときがありました。

いばっていた先輩(せんぱい)が3年になったとたん、無視されたこともありました。

突然のことで、わけはわかりませんでした。


 でも、さかなの世界と似ていました。

たとえばメジナは海の中で仲良く群れて泳いでいます。

せまい水槽(すいそう)に一緒に入れたら、1匹を仲間はずれにして攻撃(こうげき)し始めたのです。

けがしてかわいそうで、そのさかなを別の水槽に入れました。

すると残ったメジナは別の1匹をいじめ始めました。

助け出しても、また次のいじめられっ子が出てきます。

いじめっ子を水槽から出しても新たないじめっ子があらわれます。


 広い海の中ならこんなことはないのに、小さな世界に閉じこめると、なぜかいじめが始まるのです。

同じ場所にすみ、同じエサを食べる、同じ種類同士です。


 中学時代のいじめも、小さな部活動でおきました。

ぼくは、いじめる子たちに「なんで?」ときけませんでした。

でも仲間はずれにされた子と、よくさかなつりに行きました。

学校から離れて、海岸で一緒に糸をたれているだけで、その子はほっとした表情になっていました。

話をきいてあげたり、励ましたりできなかったけれど、だれかが隣にいるだけで安心できたのかもしれません。

 ぼくは変わりものですが、大自然のなか、さかなに夢中になっていたらいやなことも忘れます。

大切な友だちができる時期、小さなカゴの中でだれかをいじめたり

悩んでいたりしても楽しい思い出は残りません。

外には楽しいことがたくさんあるのにもったいないですよ。

広い空の下、広い海へ出てみましょう。


(朝日新聞2006年12月2日掲載)


***


この 記事を読んだとき 

涙がとまりませんでした。。

大津の中学生の事件が 報道されていますが

生徒たちの声が 教育現場に届かない虚しさ。。

私も未熟ですが 子どもはもっと未熟。。

そんな 子どもを守ってあげられるのは 大人なはずなのに。。

とても 残念でなりなせん。。

子どもたちに もっともっと 広い世界を知ってもらいたいと思いました






Posted by kom*kom  at 16:08 │Comments(3)

この記事へのコメント
どんな子供も、すべての大人が守っていってあげなければいけませんよね。

開かれた社会であってほしい。

そう願うばかりです。
Posted by mii at 2012年07月19日 00:32
昔とは、いじめの質が違いますよね。
携帯やネットを使った悪質なモノは大人が気付かない部分も多いと思います。
いじめている子達も本当に遊び半分がエスカレートしたとしか思っていないから、自覚が無いし、反省も無い…

私の友人も中学時代はいじめられっ子で登校拒否でした。
でも、今はびっくりするほどの地位と富を手に入れています!!
それはきっと、見返してやろうと言う強い決意と血を吐くような努力があったからでしょうね?
悔しさをバネに出来る人は少ないかも知れませんけど、今を悩み苦しんでいる人がいたら、暗い闇から助け出してあげたいです・・・
Posted by 幸せうさぎ幸せうさぎ at 2012年07月19日 13:35
miiさん

ホント そう思います!!
どこの行政も 物事を曖昧にしているから
責任の 擦り合いにしかならないし。。
もっと いろんなことを 明確に 分かりやすい
社会で あってほしいですね。。
ひとつでも いじめがなくなる ネットワークを
確立してほしいです。。


幸せうさぎさん

今は 親が気づいてあげられない いじめが多いですよね。。
わが家の長男君は 小3の時の担任から いじめを受けていました。。
それを 知ったのは 今年になってです
長男君は 18歳なんですが 
今です。。 話しをしてくれたのは。。
親として 気づいてあげられなかったこと 悔しいです。。
いじめの境界線も なんだか 曖昧にされていますよね。。
自分がされて 嫌なことは しちゃいけない!!
こどもたちには 人の痛みのわかる人に
なってもらいたいですね。。
Posted by Kom*kom at 2012年07月19日 16:10
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    コメント(3)